「肥満」が糖尿病を引き起こします

「肥満」が糖尿病を引き起こします。肥満や糖尿病については神戸市長田区の永田診療所にご相談ください。


糖尿病と肥満の関係

1日2食にすればやせる?

肥っているのは健康のあかしと思われがちです。しかし、何事も過ぎてはダメで、体格指数の1つであるBMI(本文参照)が25以上あったら肥り過ぎ、30以上あったら積極的に治療が必要と思いましょう(筋肉が多い場合は肥満とは違います)。

さて、1日3食で肥るのだから、「1日2食か1食にすればよいだろう」と考える方がおります。しかし、1日1食にしても1食が3,000kcal以上もあれば肥ってしまいます。お相撲さんのチャンコ鍋を考えてみればわかるように、お相撲さんは力いっぱい稽古をして、チャンコ鍋を食べ、昼寝です。それでも肥ることができるのです。糖尿病と関係なく、成人男性の食事の回数と肥満の頻度を調査した結果では、1日1~2食の人は57%、3~4食の人は42%、3~4食で食間も食べている人は33%、5食以上の人は29%と、回数が多いほど肥満が少ない傾向がはっきり出ています。つまり、「まとめ食い」や「どか食い」をする人は肥りやすく、いつも少しずつ食べている食行動の人は肥満がいくらか少ないという結果でした。

運動によるエネルギー消費は意外と少ない?

運動をすればエネルギーを消費するので、肥満を防げるし、その分多く食べてもよいと思っている方がいます。しかし、運動で消費するエネルギーはそれほど多くありません。食品交換表の1単位を消費するには散歩25分(体重70kgの場合)です。30分散歩したからといって、その分食べればかえって肥ってしまうのです。

遺伝によって肥満になりやすい場合も

あまり食べないのにやせない方がいます。これは栄養素が体温として発散しにくい人で、遺伝子を調べるとわかります。その場合には、ほかの人よりも多く努力しないと体重が減りません。

肥満と脂肪肝

肥っている人は、脂肪肝にもなります。肝機能が悪いからといって安静にして栄養分をとっていると、ますます悪化してしまいます。脂肪肝とわかったら食事をより一層制限して、体を動かして体重を減らすことがもっとも効果的です。

安易にやせ薬に頼るのは要注意

肥っているからとやせ薬を飲む方がいますが、なかには危険なものもありますから、必ず主治医と相談してから用いましょう。